ストレッチングボードは買うとなると高価ですが、実は簡単手軽に手作りできます。
むくみ改善など、ふくらはぎや足首のストレッチが目的の器具なので、板に角度をつけて足を乗せられる構造であればOKです。なので、思ったより手軽にお試し出来ます。
100均商品で安く自作できる作り方や、少し高機能な代用品の作り方、さらに家にあるものを使った代用品の作り方などをご紹介します。
目次
ストレッチングボードの安い作り方
ストレッチングボードは市販の商品だと5,000~6,000円ほどしますが、構造自体はシンプルなので自作すれば材料費500円ほどで作ることができます。
ストレッチングボードの構造は、
- 角度が付いた板
- 足が滑らないようにかかとを安定させる板
この2つが基本的な構造なので、安く自作する場合は次の3つを用意します。
- 両足が乗せられる大きさの板
- かかとの滑り止めになるような高さ5cm程の板
- ネジ
両足を乗せる板と滑り止め用の板の横幅は同じになるようにします。この2つの板は接着剤ではなくネジで留めるようにして下さい。
接着剤のみの場合、使用しているうちに外れてしまう可能性があります。
材料自体は100均ショップでも購入できます。
実際の作り方はとっても簡単!
板と板を横から見た時にL字になるようにくっ付けるだけ。ブックスタンドのようなイメージです。
自作した代用品はどこかに立てかけて角度が付いた状態で使用します。
階段やちょっとした段差、壁、積み重ねた雑誌などで調整しますが、最初のうちはあまり角度をつけず、使う毎に少しずつ角度をつけていくと足首やふくらはぎへの負担を軽減できます。
手作りした代用品を実際に使ってみて足が滑るという場合には100均ショップなどで売っている滑り止めシートやマットを敷いて使用すると良いですよ。
メリット
安い手作り代用品のメリットは何といっても低コスト!
市販のストレッチングボードは安いものでも2,000円ほど、平均すると5,000~6,000円ほどするため初期投資としては高額になります。
しかし100均ショップなどで購入した材料で手作りすればコストは500円以下も可能です。
自作した代用品を使っていくうちに物足りなくなった時や市販品が欲しくなった時には購入すれば良いので、まずはどんなものか体験してみたい初心者の方は低コストで手作りしてみるのも一つの方法としておすすめです。
デメリット
安い手作り代用品のデメリットは耐久性と角度の調節が難しいことです。
板と板をしっかりネジで止めていても使っているうちに耐久性が落ちてきます。
材料の板の厚みが薄いと耐久性そのものが最初から低く、使っている途中で割れてしまう危険性もあるため、ある程度厚みのある板で手作りするようにしましょう。
また現在の住宅室内は段差が少ないため、自分にピッタリの角度がなかなか見つからない場合があります。
特に初めてストレッチングボードを使用する場合、階段だと角度が急すぎて足首やふくらはぎ負担がかかりすぎるため使い始めは5~10㎝程度の段差から始めることをおすすめします。
市販品のストレッチングボードだと何段階にも角度を調節できますが、手作りの代用品ではそれができないのでピッタリの段差が見つからない場合には雑誌を自分に合う高さまで積み重ねて使用すると良いですよ。
少し高機能な作り方
安い自作ストレッチボードは低コストというメリットはあるものの、角度が調節しにくいというデメリットがありました。
このデメリットを解消できる少し高機能で本格的なストレッチングボードの作り方をご紹介します。
この少し高機能で本格的なストレッチングボードの作り方は上述で紹介した安い自作品を上板とし、+αとして角度を調節できるストッパーなどを取り付ける方法となっています。
用意するものはこちら。
- 上板と同じ大きさの板
- 高さ10cm程の横板2本
- ストッパー用の丸棒
- 蝶番
- ネジ
- 蝶ナット
安い自作品は100均ショップなどで材料を準備できましたが、少し高機能なストレッチングボードを作るとなるとホームセンターなどで材料を準備したり、購入した板を加工してもらう必要があります。
作り方は次の通り。
- 上板(安い自作品)と下板を手前部分(かかとを乗せる側)で蝶番で固定する。
- 下板の両サイドに横板をそれぞれ固定する。
- 横板に数か所穴をあける。
- 穴にストッパー用の丸棒を差し込み、外側から蝶ナットなどで固定する。
横板に穴をあけるのが自宅で難しい場合にはホームセンターの木材加工サービスなどを利用しましょう。
横板のどこに穴をあけるかによってストッパー用の丸棒を通した際の上板の角度の付き方が異なってくるので、事前にチェックして先に穴をあけておくと組み立てがスムーズです。
また丸棒はアルミバーなどホームセンターで購入できる素材なら木材でなくても構いません。
丸棒もアルミバーなどもホームセンターで好きな長さにカットしてもらえます。
メリット
少し高機能な自作ストレッチングボードのメリットは安い自作品と比べて角度の調節が簡単という点です。
また制作費用は少しかさみますが、市販品と比べるとまだまだ低コストです。
制作時に自分好みの角度にできる位置にストッパー用の穴をあけておくこともできるので、安い自作品と比べてかなり市販品に近い仕上がりとなります。
デメリット
デメリットはやはり耐久性です。
ストッパー用の丸棒が細いと体重に耐えきれず使用中に折れてしまう危険があります。
そのためストッパー用の丸棒やアルミバーなどは直径が太いものを使用して下さい。
使っていくうちに耐久性が落ちたと感じた時や、やはり市販品が欲しいとなった時は購入しましょう。
家にあるもので代用する
ストレッチングボードは手作りも可能ですが、わざわざ材料を買い揃えて自作しなくても家にあるもので代用することも可能です。
- 雑誌を重ねて簡易段差を作り、つま先を乗せて足首に角度をつける
- 家のちょっとした段差につま先を乗せて足首に角度をつける
ストレッチングボードは足首に角度をつけて足首やふくらはぎをストレッチするものなので、家にあるものを利用して足首に角度をつけるだけでもストレッチングボードを使用した時と似たような効果が得られます。
これなら自作したり市販品を購入しなくても今すぐ簡単手軽に始められます。
メリット
家にあるもので代用する場合のメリットは今すぐ簡単手軽に始められること、そして初期投資のコストがかからないことです。
本格的な市販品を購入する前に足首やふくらはぎのストレッチがどんなものか体験したい方はこの方法ですぐにお試しできます。
専用器具を一切必要としないので、家の中のちょっとした段差を利用していつでもストレッチできる点もメリットの一つです。
デメリット
デメリットはつま先を乗せるだけなので専用器具を使用するのに比べ不安定なことです。
慣れれば問題ないかもしれませんが、慣れてくると逆に専用器具を使ってみたいと感じるかもしれませんね。
その時は代用品を自作してみてもいいですし、市販品を購入しても良いでしょう。
ストレッチングボードを使ってみよう
ストレッチングボードを作ったら使ってみましょう。
ボードの角度をつけるていくと、前屈や屈伸した時のふくらはぎやアキレス腱がより伸びるのが感じられると思います。
第二の心臓とも言われるふくらはぎには、脚の血液を上に押し上げる重要な役割があります。
ふくらはぎをしっかり機能させると血流改善、老廃物の滞留予防になり、むくみ解消などに繋がります。毎日少しずつでも乗るようにしましょう。
さらなる不調改善を望むなら
ストレッチングボードは継続するだけで効果を実感しやすい手軽さがあります。
しかし、例えば腰痛を改善したい時にそれだけで十分か?と言うと、腰痛の具合によっては別のエクササイズも組み合わせて実施した方が良い場合があります。
ストレッチングボードを実施する目的は身体の不調改善だと思いますが、エクササイズも実施しようとなると自己流では上手く出来てるか分からないなど難しい面もあります。
そこでオススメしたいのがヨガです。
ヨガにも身体の不調、例えば肩こり、腰痛、むくみ、ぽっこりお腹などの改善を目的としたものがあり、実践する方も増えてきています。
でも、どうすれば目的にあわせて実施できるのか。そのために習うとなればスタジオに行かなければならないし、忙しくて予定を合わせられない、など心配されるかもしれませんね。
実は、目的にあった適切なレッスンを相談でき、オンラインで自宅にいながら受講することができ、かつ時間の融通も利くサービスがあります。
それがオンラインパーソナルヨガの「YOGATIVE ~ヨガティブ~」です。
より不調改善を望むのであれば一度確認してみてください。お試しで無料体験レッスン(50分)も可能です。
まとめ
足首やふくらはぎのストレッチは続けることで血流促進効果や冷え性改善、足痩せ効果などが出てきますので、いずれの方法でも毎日のストレッチを習慣付けることが大事です。そのために自分にあった方法を選んでみて下さい。
- ストレッチングボードは低コストで自作できる
- 安い作り方、高機能な作り方、家にあるもので代用できる方法がある
- 市販品と比べるとメリットとデメリットがある
ストレッチングボードは市販品は高額ですが、手作りすれば初期投資を低コストにおさえることができます。初心者の方はどういったものなのかを自作して試すのもおすすめです。
長く続けたい場合には市販品を購入してみても良いでしょう。
自作品で試した経験があれば、より自分にピッタリ合う商品を見つけることも出来ると思いますので、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみて下さい。