夕方になると足がむくんでだるい、つらい。フォームローラーでそんなむくみを解消しましょう。
むくみを解消するには血行を良くすることが大事ですから、フォームローラーで筋肉をほぐしてあげることは効果的な方法の1つです。
しかし、ひと口にむくみと言っても原因は様々です。
この記事では、むくみの原因とフォームローラーの使い方についてお伝えします。
目次
フォームローラーで血行促進し、むくみを効果的に解消する
むくみは簡単に言えば、細胞と細胞の間に異常に水がたまった状態です。
その水がたまる原因が分かれば、解消方法が見えてきます。
原因の1つとしてポピュラーなのが「ふくらはぎの機能低下」です。
長時間、下肢の筋肉を動かさないと筋肉が固くなり、血液を心臓に戻す力も弱まります。
血流が滞ると水も循環せず溜まっていき、むくみとなります。
また筋肉が固くなることで血管が圧迫されるのも原因の1つです。
このタイプであればフォームローラーでほぐしてあげることで血行促進し、むくみを解消できます。
自分の手でマッサージしても良いですが、フォームローラーを使うと手の届かないところも含めて、より効率良くほぐすことが出来ます。
まずはこちらを参考にして、ほぐしてみて下さい。
ある程度、ほぐしたら寝転んで足を心臓より高い位置に上げておくと血行促進しやすくなります。同じ意味で温めたタオルを当てる、暖かい湯船につかる等も良いですね。
また睡眠不足、運動不足も筋力低下につながりますから、睡眠をしっかりとる、軽くで良いので運動をする(その場ジャンプ、足踏みなど)ことも有効です。
ほぐすだけでは解消できない場合
むくみは血行が悪くなるのが要因の1つとなりますが、ほぐすだけでは解消しきれない場合、他の要因を考える必要があります。
少し専門的になりますが、細胞の中と外(細胞と細胞の間)には水分が循環しており、細胞に栄養を送ったり、老廃物を除去する役割があります。
このバランスが崩れ、細胞間の水が増えた状態がむくみです。
バランスが崩れるのは次のような要因があり、これらを改善する必要があります。
- 塩分の取り過ぎ
- プロゲステロン(女性ホルモン)の影響
- 内臓機能の低下(腎臓、心臓、肝臓)、栄養失調、下肢、リンパの疾患
塩分の摂りすぎ
現代人に多いのは塩分の摂りすぎです。コンビニ飯や外食、加工食品を口にすることが多くなっているためです。
人の身体は体内の塩分濃度を一定に保とうとするため、塩分濃度を薄めるべく水分を取り込み、むくみにつながります。
この場合は、カリウムを摂取してナトリウムを排出しましょう。
カリウムを多めに含む食べ物は、バナナ、リンゴ、メロン、ほうれん草、小松菜、アボカドなどがあります。
※腎機能の低下時はお医者さんに相談して下さい。カリウム摂取を控える必要があるためです。
プロゲステロン(女性ホルモン)の影響
単純に水分をため込みやすくなります。排卵後に分泌が増えるのでその時期は他の要因でバランスを崩さないよう心がけて下さい。
内臓機能の低下等
このケースはフォームローラーでは解消できません。
特徴として、むくんだ箇所の弾力が弱まります。
むくみを指で押して、なかなか戻ってこない場合はすぐにお医者さんに相談して下さい。
重大疾患のサインである可能性があるため、その他の些細な不調も合わせて伝えるようにして下さい。
例えばこちらは下肢の疾患の例です。
フォームローラーでむくみ解消した口コミ
こちらの方々はフォームローラーを使ってむくみ解消の効果を実感されていますね。
こちらは積極的にカリウム摂取をされていますね。
むくみの予防
予防は「血行の良い状態を出来るだけ維持する」に尽きます。
適度な運動、身体を冷やさない、ストレッチ、マッサージ、塩分を摂り過ぎない、などですね。この辺りは解消法と同じです。フォームローラーはここでも役立ちます。
身に着けるもので言えば、ふくらはぎの機能補助として弾性ストッキングで圧により血行促進を助けたり、上半身は締め付けの強い服は避ける(血行を妨げない)などがあります。
その他には身体を温める食材、漢方を取り入れるのも選択肢の1つです。根菜類や発酵食品、生姜など。逆に冷やす白砂糖など甘いものは避けましょう。
漢方で代表的なのは「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」です。体に溜まった余分な水分を排出し、冷えやむくみを解消する効果があります。
まとめ
- 長時間、筋肉を動かさないことによるむくみはフォームローラーで筋肉をほぐすことで解消できる
- むくみ解消には血行促進し、塩分を控えめにする
- 押しても戻ってこないむくみはすぐにお医者さんに相談
フォームローラーは色々な種類がありますので確認してみて下さい。
振動機能付きだと、より効率的にほぐすことができます。