筋膜リリースローラーで内出血してあざになるのは、筋膜リリースで癒着をはがすためです。癒着をはがす過程で毛細血管が破れ、内出血してあざになることがあります。
でも筋膜リリースでは癒着をはがすもの・・・とすると避けられないのでは?と言う不安も出てきます。実際にやりすぎて、脚があざだらけになった人もいます。
内出血しあざになる理由とその対処法をお伝えしますので参考になれば幸いです。
目次
ローラーによる内出血は癒着がはがれることで起こる
筋膜リリースは簡単に言えば、筋肉を覆う膜がねじれたりしている状態を正常な状態に戻すと言うことです。
筋膜がねじれたままになるのは癒着しているからですので、筋膜リリースで癒着をはがすと内出血すると言うことです。
内出血の度合いは癒着の強さで変わり、見た目に現れるかどうかにも影響しますが、多くの場合は数日で消えるため、あざが残ることはありません。いわゆる好転反応になります。
さて、ここからはもっと詳しくみていきます。
まず、何故ねじれた状態になってしまうのか?です。
理由は2つあります。
1つ目は先ほどもお伝えした癒着です。
普段は筋肉の動きに合わせて伸び縮みするはずの筋膜が、姿勢が悪いなどの癖でねじれた状態で癒着して伸び縮みしなくなってしまいます。
2つ目は筋肉自体が固くなることです。筋肉が固くなると、あちこちを支えるバランスが悪くなり、姿勢に影響が出ます。
筋肉が動くときは筋膜も一緒に伸び縮みしますが、筋肉が固くなると筋膜も正常に伸び縮みしなくなります。
その結果、姿勢が崩れ、さらに放置するとねじれた状態で癒着すると言う悪循環になります。
筋膜リリースローラーで筋膜リリースすると、筋肉をほぐされるのはイメージ出来ると思いますが、それと同時に癒着した部分をはがすことになります。
癒着をはがすと毛細血管が多少なり破れるため、内出血が起こります。
つまり筋肉と筋膜が正常化する過程で起こる正常な現象なのです。
癒着をはがすとリンパや老廃物も流れるようになり、血行も良くなるので余計に内出血が酷くなったように見えることもあります。しかし、これだけであれば自然に治癒するため、あざが残ることはありません。
あざが残ってしまうのは別の理由があるのです。
筋膜リリースローラーであざを作らないためにはやりすぎないこと
あざになる理由は、ずばり筋膜リリースローラーのやりすぎ!です。
そもそも内出血しやすく、あざができやすい人は別の注意が必要ですが、一般的にはやりすぎなければそこまであざが酷くなることはありません。癒着の具合によってはあざ自体が表面化しないこともあります。
あざが残ってしまう方は次のことをチェックしてみて下さい。
筋膜リリースローラーを使う時に・・・
- 痛みがある部分に集中して押し付けていないか
- 痛みを我慢してゴリゴリしすぎていないか
やりすぎでなければ放置して様子見するところですが、もしそれだけでは不安・・・と、どうしても気になるなら塗り薬を使うのも選択肢の1つです。
痛みがある部分に集中して押し付けていないか
筋膜リリースローラーは筋肉が固まって痛みや疲れを感じる部位に当ててゴリゴリしよう!と言う使い方が基本ですが、痛いところばかりやるのは実はNGです。
凝っている部分は筋肉が固くなっているか、癒着しているかのどちらかで、固くなっているなら痛いところに当てるのは少し効果があります。
しかし癒着している場合は、癒着しているところばかりに押し付けるのは逆効果です。
平らにした粘土を皮下脂肪としたら、粘土を押して凹んだ状態がその下にある筋肉と癒着したイメージになります。
つまり凹んだ部分を更に押し付けるのは癒着した部分を更に痛めつけることになります。これではあざが出来るのを促進するようなものです。
逆に癒着をはがすことは、粘土を平らな状態にならすことです。
そのためには凹みの周辺を優しくめん棒でコロコロすれば良い。つまり筋膜リリースローラーでゴリゴリすべきは周辺も含めて優しく、と言うことです。
痛みを我慢して強くゴリゴリしすぎていないか
ゴリゴリする時に我慢するほどの痛みがあるのは、癒着した部分に更に負荷をかけることになるのでNGです。
全体重をかけてゴリゴリ~などしてないでしょうか?
ただでさえ血液の循環が悪く、リンパが詰まり、老廃物も溜まっているところへ、破壊するような刺激を与えるのですから、あざになっても仕方ありません。
前述したように、痛みの周辺も含めて、少し痛いくらいの強さでほぐしてあげて下さい。
癒着はがしによる内出血は起こるとしても、酷いあざが残るあざになるほどにはなりません。
ローラーを手作りするのもあり
筋膜リリースローラーは柔らかめのものと固めのものがあるので、自分に合った方を使用するのが良いですが、どうしても合わず痛みが強い場合は手作りすることも可能です。
安く済む他にも、購入前であれば試す意味でもメリットがあります。
手作りする場合は、雑誌をバスタオルと一緒に丸めればOKです。ほどけないように紐で数か所を縛るのがオススメです。
あとはローラーほど大きくはないですが、テニスボール2つをテーピングテープでぐるぐる巻きにする方法もあります。
テニスボールを単体で使用してほぐすことも可能ですが、2つ合わせることでストレッチのバリエーションも増えます。
あざを作らない方法もある
あざが酷い、またはあざが残るのは前述の通り筋膜リリースローラーのやり過ぎが原因です。しかし原因と対処方法が分かっても、あざ自体を作らないように出来ないか?と言う方もいると思います。
そんな方には、あざを作らない方法もあります。
そもそも筋膜リリースを実践するのは身体の不調を改善したい、例えば肩こり、腰痛、むくみ、ぽっこりお腹などを改善したいからではありませんか?
これらの改善が目的であれば、ヨガという別のアプローチがあります。ヨガの中には筋膜リリースヨガもあります。
ローラーのように直接部位を刺激する道具を使わないので、当然あざは出来ません。
でもヨガと言っても、どうすれば目的にあわせて実施できるのか。そのために習うとなればスタジオに行かなければならないし、忙しくて予定を合わせられない、など心配されるかもしれませんね。
実は、目的にあった適切なレッスンを相談でき、オンラインで自宅にいながら受講することができ、かつ時間の融通も利くサービスがあります。
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まとめ
- 筋膜リリースローラーで内出血するのは癒着をはがすから
- 痛いところばかり、または強くやりすぎるとあざになりやすい
- 強い痛みを伴っているなら、やり方を間違えていて破壊してるだけの可能性あり
- 市販のものが合わないなら手作りローラーで試す方法もある
- あざを作らない方法もある。
内出血したらどうしようと言う方は、ローラーを正しく使うようにしてみて下さいね。そうすれば内出血しても怖くはありません。
自分にあったローラーを使うのも大事なのでこちらから種類を確認してみて下さい。
内出血すること自体を避けて身体の不調を改善したい方はヨガを選択肢に入れてみて下さい。